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勝ち星は多いものの、賞金のペースが…

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、ホースマンサミットで調教師情報部の副部長を務めている山田要一です。

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乗り役の田辺裕信君は、26日(土)シュートラヴに騎乗した中山1Rで落馬していましたが、先週はそのままレースに出ていましたが、その後、助骨にひびが入っていたことが分かって、今週と来週のレースは騎乗を取りやめることとなってしまいました。

今年の田辺君は、先週までで、クリールカイザーに乗ったアメリカJCC、バウンスシャッセに乗った中山牝馬S、ロードクエストに乗った新潟2歳S、フラアンジェリコに乗った京成杯AHと、4つの重賞を含む59勝を上げてリーディング11位に付けていますので、本人は、「早く復帰したい」と思っているでしょうが、まずは、じっくり怪我を治して欲しいものです。

また、今週のスプリンターズSで、田辺君が乗る予定だった斎藤誠君のところのフラアンジェリコは、北村宏司君が乗ることとなりました。

北村君と言えば、何度も私の厩舎の馬に乗ってくれましたし、私の調教師として最後のレースに使ったバブルビッグワンにも乗ってくれていましたから、彼の腕前は良く知っていますので、いいレースを期待しています。

そして今回は、そのフラアンジェリコを管理している、斎藤誠君の厩舎について、私自身の見解を紹介しておきましょう。

・・・・・・・・・・・

斎藤誠君は、1993年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後、前田禎(ただし)さんの厩舎で厩務員になり、1997年から2005年まで助手をしていました。

彼がいた頃、前田さんのところには、1993年の関屋記念と京王杯オータムHを勝ったマイスタージンガーや、1998年の毎日杯と京都4歳特別を勝ったミラクルタイムなど、走る馬が何頭もいましたから、斎藤君はその頃に、どういう馬が走るのかをしっかり学んだのでしょうね。

ただ、2005年の10月に前田さんが亡くなったため、厩舎が解散することとなり、その後は、相沢郁君のところや、清水英克君のところで腕を磨き、2006年の2月に調教師の試験に受かって、その年の6月に、35歳の若さで厩舎を開業しています。

1年目は、使った馬の数が少なかったため、「4勝・獲得賞金7697万円」という数字に留まっていましたが、2年目の2007年には、初めての重賞勝ちとなったサンツェッペリンの京成杯、初めてのGI勝ちとなったゴスホークケンの朝日杯FSを含む「18勝・4億0316万円」と一気に数字を伸ばしています。

そして、それからも彼の厩舎は、
2008年→26勝・獲得賞金3億9052万円
2009年→22勝・獲得賞金3億3146万円
2010年→28勝・獲得賞金4億6994万円
2011年→21勝・獲得賞金4億6924万円
2012年→22勝・獲得賞金3億5329万円
2013年→20勝・獲得賞金3億7064万円
と、毎年、コンスタントに20勝以上を上げていますし、賞金も3億円以上を稼いでいますから、「美浦トレセンの若手の中でも、将来が楽しみな一人」と言えるでしょうね。

更に、去年は、ヌーヴォレコルトを使ったオークスとローズSなどを勝って、開業してから一番多い「6億1308万円」という賞金を稼いでいましたから、この数字に斎藤君は満足したでしょう。

ただ、勝ち星は、21勝とこれまでと大きく変わる数字ではありませんでしたから、今年の彼はきっと、「もっともっと、勝ち星を増やしたい」と考えている筈で、実際、彼の厩舎は、先週までで、ヌーヴォレコルトとフラアンジェリコが重賞を勝つなど、勝ち星が去年よりも3つ多い24勝していますが、他の馬達があまり勝てていないことが影響して、獲得賞金では、「4億5407万円」と、去年のペースを下回っていますので、私が彼の立場でしたら、「賞金の高いレースを勝って、一気に稼ぎたい」と考えます。

そして、斎藤君が今週、1着賞金9500万円のスプリンターズSに登録しているフラアンジェリコには、ここからの巻き返しを狙う彼が、「一戦必勝」という思いで仕上げてくると私は見ています。

・・・・・・・・・・・

なお、私の頼もしい仲間の一人で、今は、ホースマンサミットで馬主情報部の副部長をしている、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんのブログでは、とても中身の濃い情報を公開しています。

小栗さんは、私が調教師だった頃に、「馬を走らせる側よりも、馬券を買う立場になってみたい」という思いを抱くきっかけを作ってくれた人。

小栗さんのブログで公開されている内容は、間違いなく馬券の参考になる筈ですから、こまめに確認することをお勧めしておきます。

【 元JRA馬主・小栗範恭(おぐりのりやす)さんのブログ 】

また、小栗さんの持ち馬・アルザスが1993年6月5日(土)に2勝目を上げた時の動画もご紹介しておきましょう。



アルザスは、このレースで、ゴール前で手綱を緩める余裕を見せながらも、2着に2馬身差を付けて勝ちましたから、愛馬のいい勝ちっぷりを見て、小栗さんはとても喜んだことでしょう。

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。



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プロフィール

山田要一

Author:山田要一
元JRA調教師です。

騎手の勝負服を作っている、「河野テーラー」の息子が同級生だったことから、中学卒業後は騎手見習いとして競馬の世界に脚を踏み入れました。

そしてその後は、騎手、調教助手を経て調教師となり、ケリーバッグでの桜花賞2着、オークス3着、ブルーベイブリッジでの重賞勝ち、カナハラドラゴンの重賞戦線での活躍など、色々な思い出を残すことができました。

しかし、ある人物と出会ったことがきっかけで、調教師としての仕事よりも夢中になれそうなことを見付けたことから、定年の8年前に調教師を引退して現在に至っているのです。

このブログでは、私が定年まで8年を残して調教師を引退した理由や、それから現在までの経緯、及び現在の活動などを紹介させていただきます。

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