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安田記念と鳴尾記念に感じる、「コック見習いだった調教師の勝負気配」

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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5月6日(水)の交流重賞・兵庫チャンピオンシップ(園田・ダート1870m)を勝った、高木登厩舎のバーナードループ(牡3歳・父ロードカナロア)は、次走の予定が7月8日(水)の交流G1・ジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)です。

この馬を管理している高木君は、お祖父さんが馬主さんという、競馬が身近な環境で育っていて、麻布獣医大学(現在の麻布大学)まで馬術を続けた後、1988年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は、まず、伊藤正徳君の厩舎で厩務員をやって、それからは、山崎彰義さんの厩舎と加藤征弘君の厩舎と浅野洋一郎君の厩舎で調教助手をやっていたんですよ。

2006年、調教師の試験に受かった高木君は、次の年に自分の厩舎を開業して、初めの年こそ、レースに使った頭数が少なかったので「5勝・獲得賞金1億1252万円」という成績でしたが、その後は、順調に勝ち星と賞金を積み重ねていましたし、マイネルフロストを使った2014年の毎日杯で初めての重賞勝ちを飾っていました。

そして、スノードラゴンを使った2014年のスプリンターズSで初めてのGI勝ちを飾った高木君は、それからも、サウンドトゥルーを使った2016年のチャンピオンズCや、アナザートゥルースを使った去年のアンタレスSを勝つなど、今までにJRAの重賞を7勝していますし、地方でも、サウンドトゥルーを使った2015年の東京大賞典や、ホワイトフーガを使った2016年のJBCレディスクラシックや、さっき名前を挙げた、バーナードループを使った今年の兵庫チャンピオンシップを勝つなど、今までに交流重賞を13勝もしています。

去年、高木君の厩舎は、JRAで「5億9607万円」の賞金を稼いでいて、これは今までで一番の数字でした。

でも、今年は先週までにJRAで稼いだ賞金が「2億0340万円」と、まだ去年の3割くらいですから、きっと、今の高木君は、「JRAの分を地方で稼ぎたい」と考えている筈です。

という訳で、1着賞金が4500万円のジャパンダートダービーに向けて、バーナードループをどう仕上げてくるのか、注目したいと思っています。

そして、ここからは、栗東の音無秀孝厩舎が登録している、安田記念のインディチャンプと、鳴尾記念のアメリカズカップとブラックスピネルについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のYさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

音無秀孝君は、ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。

ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指しとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。

乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの息子の田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。

それからも、音無厩舎は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと2016年のマイルCS、ミッキーロケットを使った一昨年の宝塚記念、インディチャンプを使った去年の安田記念とマイルCS、モズスーパーフレアを使った今年の高松宮記念とか、今までに、GIの13勝を入れて重賞を76回も勝っとるんや。

2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。

中でも、2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は、「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんやろ。

そんで、2011年から2015年までは、勝ち星も賞金のどっちも2010年の数字を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、

2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
2018年→45勝・獲得賞金13億2507万円
2019年→43勝・獲得賞金13億1710万円

と、立て続けにエエ成績を残しとりました。

で、今年もその勢いは続いとって、先週までが「13勝・獲得賞金5億4079万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(5月まで)の「14勝・獲得賞金4億5320万円」と比べて、勝ち星は1つ少ないんやけど、賞金は大きく上回っとるんやから、きっと今の音無君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が1億3000万円の安田記念にインディチャンプ、4100万円の鳴尾記念にアメリカズカップとブラックスピネルを登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

音無秀孝厩舎が登録している、安田記念のインディチャンプと、鳴尾記念のアメリカズカップとブラックスピネルについて、「元調教師のYさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
↓↓↓
【 こ ち ら 】

元JRA馬主・小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】

元JRA騎手・鎌田光也君のブログ
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【 こ ち ら 】

元JRA調教助手・小西聖一さんのブログ
↓↓↓↓↓
【 こ ち ら 】

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。
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プロフィール

山田要一

Author:山田要一
元JRA調教師です。

騎手の勝負服を作っている、「河野テーラー」の息子が同級生だったことから、中学卒業後は騎手見習いとして競馬の世界に脚を踏み入れました。

そしてその後は、騎手、調教助手を経て調教師となり、ケリーバッグでの桜花賞2着、オークス3着、ブルーベイブリッジでの重賞勝ち、カナハラドラゴンの重賞戦線での活躍など、色々な思い出を残すことができました。

しかし、ある人物と出会ったことがきっかけで、調教師としての仕事よりも夢中になれそうなことを見付けたことから、定年の8年前に調教師を引退して現在に至っているのです。

このブログでは、私が定年まで8年を残して調教師を引退した理由や、それから現在までの経緯、及び現在の活動などを紹介させていただきます。

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